認知症と縁活の関係

★認知症の発症者が急速に増えているというニュースが流れました。厚労省の試算より

 

はるか多くの高齢者を中心とした認知症の患者さんが増加しているとされます。

 

たしかここ数年の内に300万人を超えると言われていたことを思い出しますが、

 

すでに300万人を突破して400万人超えも遠くない近い将来のことになったと

 

報じられています。

 

★この予測ももしかすると更に悪い傾向に進むかもしれません。認知症の発症を

 

予防するという考え方は特に医療界ではこれまで取り入れられて来ませんでしたが

 

最近はようやく予防に資する取り組みに挑む病医院や特に高齢者施設などは増える

 

傾向にあるようです。

(私もささやかながらスリーA予防ゲームの普及に取り組んでいます)

 

★数年前から認知症サポーター養成講座と称したミニ講座が全国各地で開催されて

 

います。90分から2時間の簡単な認知症に関する学習を受けることでオレンジリング

 

と呼ばれるウレタン製のリングを受講者の皆さんは受け取り、腕にはめて認知症を

 

理解したうえで、そうした家族やご本人を支援します、という意思表示をし、かつ

 

サポートをしようという啓蒙活動です。

 

★ところが私の周囲の人で受講を終えた人から「受けはしたけど、それでこれから

 

どうすれば良いのか?といった指導やアドバイスは特に何もないし・・・」と戸惑いの

 

声も聞こえてきます。ところに依っては傾聴の学習につなげる自治体や行政もある

 

ようです。ここで提案したいのはサポーター養成講座を受けた方が互いに繋がりあう

 

機会を増やし、自らも他に対しても積極的に語り合おうという場を創りだし認知症に

 

限定されない色々な問題を気軽に語り合う機会を増やすことではないかと思います。

 

★話題に登る・・・という人の輪の中に起こる効果は大きいものです。そして話題に

 

挙げる人の数が増えて、かつ同じ話題が何度も何度も繰り返し人の口を突いて出れば

 

問題を解決しようという人も増え、その分、社会が自ずと問題の解消に向かいます。

 

独りでは何もできないサポーターも語り合う中で勢いを得て、近所の独り暮らしの

 

高齢者を見舞おうという気持ちも高まります。話題に登る、機会を多く設けることで

 

社会の健全を維持しようとする仕掛けが動き出します。

 

★そうした意味からも認知症の発症を防ぐことと同じレベルで普段から人が緩く繋がり

 

あうコミュニティを創る活動を人によって大小はあるにしても取り組むべき時期に

 

あるのではないでしょうか。