直に話をお聞きしたいと思う人

◆毎日、駅に向かう商店街の通りに面した魚屋のオヤジさんは、いつ観ても

 

身体を動かして一心不乱に仕事をしています。今日も柳刃の包丁を砥石で一所懸命に

 

研いでいました。この魚屋のご主人は通りすがりに見るだけですが、とても働き者だ

 

ということが見て取れます。コンクリートの床にデッキブラシを掛けて掃除する、

 

魚を三枚に下ろしている、包丁を研いでいる、ショーケースのガラス扉を外して

 

洗剤で洗っている・・・とにかく働いている姿が印象的です。

 

◆私は内心、尊敬しているのです、このオヤジさんを。先日も60歳過ぎのおじさんが

 

「どう、もう漬かってる?」と自転車に乗ったまま、言うのですが、それは手作りの

 

烏賊の塩辛が漬かっている?かを尋ねた挨拶でした。町内のお客さんにもチャンと

 

支持されている・・当たり前ですが。「ああ、もういいよ、美味いよ」「そうか、じゃ

 

もらってくよ」と掛け声が両者とも粋なのです。

 

◆妄想を膨らますと、このオヤジさん、きっと奥さんからも家族からも好かれている、

 

そう思います。そうでなくても愛されていて欲しい・・もう私は大ファンなのです。

 

この魚屋のオヤジさんの。朝夕、観ることもあれば、自転車の前後の籠に魚や商品を

 

入れてペダルを漕いでいる姿にも出会います。挨拶をしたこともありませんし、この

 

魚屋さんで買い物をしたこともありません。でも、毎日、大いに学んでいます。

 

あの一所懸命な態度、真剣な眼差し、落ち着いた物腰、プロです。様になっています。

 

私が魚屋なら弟子入りしたいのですが、いえいえ弟子入りは叶わなくても、姿形から

 

学ばせて頂きます。これからもお元気で益々のご活躍をお祈り申し上げます。