誰もが物語を持っています

★縁を結ぶ時に不可欠なのは語り合うという手間です。自分のことを話し、相手の話を

 

聴くという作業が縁結びの始まりです。自分だけ話して相手の話を聞かなければ縁は

 

得にくくなります。また相手の話を聞くのみで自分が語らなければ、これも互いの理解が

 

進みません。良く話し、良く聴くという発信受信の作業が人との関係作りに必要です。

 

★時に自分のことを語りたがらない人が居ます。他方で自分だけ話して相手の話に耳を

 

傾けない人も居ます。両方を上手くこなすには意識した練習が必要かもしれません。

 

自分のこれまでの経験は自我(アイデンティティ)の源泉ですが、10歳の子どもの頃の

 

体験で強烈な想い出は恐らく、老いて死ぬまでその人の記憶から失せることがありま

 

せん。それは物語になっています。数百年前から語り継がれるおとぎ話は昔も今も

 

変わりなく、これからも多分、同じでしょう。これと同じように個人の物語も語り手が

 

自分一人かもしれませんが今も昔も同じストーリーであり続けます。

 

★このストーリーは誰もが必ず!持っていますが、日頃から心置きなく開示している人も

 

いる一方で、なかなか語らない人も少なくありません。語られなくても物語はあるの

 

ですが。高齢化していく社会や、人と人との関係性が薄れつつある今のような状況下では

 

もっと一人一人が一人称(ナラティブに)で物語を語る必要があります。

 

物語にはメッセージがあります。ナラティブな語りには人を説得する、または聞き入ら

 

せるメッセージがあります。

 

◆家庭でも職場でも学校でも地域でもナラティブに語り合う場を増やせればと思います。

 

語るという人の特質は創造主が与えた私たちへの恵です。聴くという行為は創造主が

 

与えた私たちが成長するための試練です。恵みを享受するために同時に試練がある、

 

バランスが取れています。秋の夜長はテレビを消して、物語を楽しむ時間を持ってみたら

 

いかがでしょう。